不登校

【不登校は治る】中学女子の娘が「朝起きられなくなった」とき親は?

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私には現在中学1年で13歳の娘がいます。今年の4月から中学に通っています。

小学校の頃から学校が楽しくて仕方がないという子でした。4月からは中学という新しい環境に、それなりに戸惑いを見せながらも、楽しみにしていた様子でした。

部活はテニス部に入り、朝練にも頑張って毎日6時に起きて学校に行っていました。

朝起きられなくなった子供に何が起こってる?

しかし、ゴールデンウィークが終わった頃から少し様子が変わっていきました。はっきりと意識しだしたのは、入学して2、3か月経った頃。それまでは、朝起こしに子供部屋へ行って「朝練に遅れるよ。起きなさい。」と声を掛けると、遅刻しないように準備をはじめていました。
しかし、その頃からいくら声を掛けても起きてこなくなってしまいました。

中学に入って慣れないところで頑張っていたので、疲れているのかと思い、学校に連絡して寝かせてあげていました。それでも登校時間には起きてきて、普通に登校していたので、そのうち朝練にも行けるようになるだろうと思っていました。

中学の女子に怒る親の自己嫌悪

しかし、そうこうしているうちに、登校の時間になっても、起きてこなくなってしまいました。なんども起こしに行くのですが、「だるい」、「体が重い」などと言うことが増えました。

私も、甘えているのだと思い、大声で怒鳴ったり、なんとか叩き起こして、無理やり学校に行かせていました。娘もそんな私に対して、イライラしたり、物に当たったり、ちょっとしたことで口喧嘩になったりしていました。

朝起きられなくなった子供が涙をこぼしながら

それでも、そのうち良くなるだろうと思っていました。しかし、ちょっとした言い争いになっても泣いたりしなかった娘が突然、涙を流しました。
そして、涙をこぼしながら「こんな風に怠けたくないの!」と声にならない声で言いました。私もこんな娘をみて胸が締め付けられる思いになり、話を聞きました。

娘によると、連休明けくらいから、朝起きるのが辛く、起き上がると立ちくらみするようになってきたようです。なんとか学校へ行っても、だるさが取れず、立ちくらみ、貧血、すぐに疲れるなどがあり、しばしば保健室のお世話になっているとのこと。正直、自分の娘がそんな状態になっているなんて想像もしませんでした。

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登校したがってる中学の娘に起こっていること

娘の涙の告白を聞いて、さすがに「怠け」ではないかも?と疑いました。そして、近くの内科の病院へ行って診察を受けました。先生に、これまでの経緯を話したところ、「『起立性調節障害』かもしれませんね。大きな病院で一度、検査した方が良いかもしれませんね。」と言われました。

「起立性障害?」聞いたことがない病名に戸惑いしかありません。先生からの話やネット検索での情報を見ると、娘の症状とまさしく同じでした。『起立性障害』は、小学校高学年から中学にかけての、思春期に起こることが多い。全体の1割くらいが症状を訴える。循環器系、自律神経系の以上による低血圧を伴う病気ということがわかりました。

子供が朝起きられなくなった原因を調べる

娘が受けた検査は、「しばらく寝て、起き上がって血圧を測る」という内容。他には血液検査。検査結果は次回の診察時に伝えてくださるとのことでした。もし、検査を受けるならとりあえず、内科の病院へ受診することをお勧めします。

娘と検査のことを聞きながら、検査で原因がわかるように期待しました。検査の結果は、「起立性障害」ということでした。

子供が朝起きられない、不登校の原因が明らかに

結果を聞いたとき、正直にいうと、内心ホッとしました。これまでは、「なぜ、娘がこうなってしまったのか」、「何が原因なのか」まったく分からない状態だったことが不安でした。

だから、娘に対して何をしてあげればいいのかわからず、接し方、話しかける言葉さえ判らずじまいでした。しかし、今回の検査で原因がはっきりして原因と対処の仕方を明らかにしてもらいました。

私が娘にできることがわかることで、安心できました。

帰宅途中に娘とも話しましたが、娘も原因がわかり、「怠け」出ないことにホッとしていた様子でした。それ以来、むやみに口喧嘩したり、怒鳴ったりすることもなくなりました。

朝起きられなくて不登校の娘を見守ると決めた

原因が分かったことで安心はしましたが、それで症状が治るわけではありません。娘の症状は軽いものだということもわかったせいか、娘自身で色々努力しています。

私はネットでできることを探しているうちに「藤川徳美」先生のブログへたどり着きました。そこでは、「起立性調節障害」は栄養の不足が問題になるということ。特にタンパク質不足と鉄の不足が問題になる。

    

そういったこと栄養については検査をした病院では指導していないとのことなので、通えるところで栄養の指導が受けられるところを探しました。病院施設にはなく、探し当てたのが整体院でした。

朝起きられなくなった子供に足りない栄養

その整体院というのが「杉本接骨鍼灸院」でした。栄養を元にダイエットや婦人科疾患、うつなどを診ておられるとのことなので、一度伺って話を聞いて診ました。話の内容は、まさしく藤川先生の考えを踏襲していて、実績も感じられましたので安心しました。

まずは糖質の抑え方、タンパク質や脂質の摂取の仕方などを基本にビタミンやミネラルのサプリメントも安く買えるサイトを教えていただいたり、とにかくしばらく通ってみることにしました。

杉本先生と相談して、とりあえず、部活は顧問の先生に事情をお話ししました。そして、しばらく朝練を休ませてもらうことに。登校する時間まで起きられないときは、午前中はお休みさせてもらったり、午後から学校に行く日もありました。担任の先生もすごく協力的に対処していただいたので助かりました。

私も娘と一緒に通って、その都度、杉本先生から食事の内容を聞いたり、お風呂に入ったり、睡眠するタイミングを変えたり、一緒に体を動かしたりとできる工夫はしました。何より心がけたのは『見守る』ということ。

朝起きられなくなった子供と一緒に通院

6月に通院を始めた頃は週に1度のペースで、整体と栄養指導を受けていました。しかし、10月の終わり頃には月に1、2度の通院と栄養の調整だけでになっていました。
通院させてもらって、栄養を変えたことで、症状がかなりよくなってきました。テニスの朝練はまだ難しいですが、通常の登校時間には遅刻することがかなりなくなりました。

かなり気温が下がってきましたが、娘の症状はさらに安定してきています。冬のほうが「起立性調節障害」の症状は軽くなるそうです。
しかし、気温が高くなり始める、春頃には再発する恐れもあるため、月に2度くらいは整体に通わせてもらっています。
再発を予防することを娘と話し合いながら、栄養に気をつけて、生活リズムを整えて娘と一緒に取り組んでいこうと思います。

「朝起きれない子供」その裏にある重要な事実とは?

私は10数年前よりうつ病や統合失調症、パニック障害など精神疾患で相談/カウンセリングをさせていただいております。また、ここ数年の傾向として、不登校の相談も多くいただくようになりました。

不登校になる原因は、朝起きれない、イライラする、気分が落ち込むなど情緒が安定していないことがほとんどです。カウンセリング、通院を介して、そんな子供たちが、また元気を取り戻して明るく学校に通うようになる。何よりも喜ばしいことです。

朝起きられなくなった子供の相談から気づいたこと

不登校についてカウンセリングを通して気づいたことは、症状が出始めているにも関わらず、子供のそういう態度が「怠け」によるものと決めつけているケースがとても多いことです。

「起立性調節障害」の場合、「朝起きれない」ということが症状として多く発生します。朝起きれないと言っていた子供が夕方になれば、いつも通り元気になります。だから、病気ということが気づかないことが多いですし、朝起きないのは「怠けているだけだ!」と勘違いしてしまいます。原因が「起立性調節障害」とわかるまでは、ほとんどのケースでそう言ったことが起こります。

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朝起きられなくなった子供:起立性調節障害?怠け病?チェック

起立性調節障害には以下の症状がみられます。

✅ 朝起きれない
✅ たちくらみ
✅ 失神や失神様症状
✅ 倦怠感
✅ 動悸
✅ 頭痛
✅ 気分が悪い
✅ これらが午前中に強く午後には軽減する傾向がある
✅ 症状は立っていたり、座っていると増強し、横になると軽減する。
✅ 夜になると元気になり、普通に生活することができる。
✅ 重症のケースは夕方以降で、横になっても倦怠感が強く起き上がれなくなることがある。
✅ 夜に目がさえて寝られず、起きる時間が遅くなる。
✅ 昼夜逆転生活

前述しましたが、朝と夕方では症状が異なります。だから見過ごすことが多いです。注意深く見守ってあげてください。

朝起きられなくて不登校の子供は10人に1人

軽症例を含めると、小学生の約5%、中学生の約10%が起立性調節障害の診断を受けています。
重症例は全体の約1%。
不登校の原因の約3〜4割に起立性調節障害が併存する。
男性より女性に多く発生し、男性の1.5倍から2倍ほど。
小学校高学年から中学くらいまで、10~16歳に多く発生する。

朝起きられなくなる前に、子供を取り囲む環境は?

朝起きれなくなる前に、色々なサインもあるはず。もし気づいてあげられるなら、症状が起きる前に対処できることもあります。

①立ち上がる際に、血流の変動によっておこる自律神経の調節がうまく行かなくなる
②水分の摂取不足
③心理的・社会的ストレス:学校や家庭でのストレス
④起き上がれないのに、「登校」切迫感が、症状を悪化させる

朝起きられなくなって不登校になる「悪循環」

普段の活動量が低下する

筋力低下

立ち上がると下半身への血液移動が過剰になる

脳血流低下

身体的、精神的に活動が低下

朝起きられない、不登校の子供に「怠け病」と言ってしまわないために

「起立性調節障害」を抱えている多くの子供は「怠け病」と言われ、心に傷を追っているケースが多くあります。症状は藤川先生の著書にある様に、栄養の改善と適切な治療で改善するケースが多いです。起立性調節障害と判明すれば、まず糖質を抑えて、タンパク質、脂質中心の食事をし、鉄分やビタミンなど不足している栄養素を積極的に摂取することをオススメしています。

病気は誰の責任でもありませんが、知らないまま、調べないまま、疑問に思わないまま、「怠け病」と言ってしまうのは親の責任だと思っています。そうならないために、まずは正しい情報を得てください。

さらに、ストレスの原因を明らかにすると改善の早まる傾向にあります。
まずはカウンセリングにてご相談を承っております。お子さんと一緒にこれない場合でも、ご相談ください。

来院するまで、もう少し時間が欲しい時にはこれも試してみてください

病院にかかると起立性調節障害の治療にはお薬が処方されますが、ドラッグストアや薬局、ネットでは購入することができません。

しかし、サプリメントや補助食品という形で販売されています。

今回は病院に連れて行くほどではないとお考えでも、なんとか不登校から救ってあげたいというお母さんへオススメのサプリをご紹介させてください。あくまでも、効能を保証するものではありませんので、現状を変える「手段」の一つとして購入なさってはいかがでしょうか?

キリツテイン



キリツテインの特徴は『L-テアニン』が配合されていることです。

不登校の原因は睡眠の質が低下していることにあると思います。『Lーテアニン』は睡眠の質を高めて、朝の目覚めを助けてくれる栄養素です。
『L-テアニン』というと難しく聞こえて、「そんなん大丈夫?」と不安になられるかもしれませんが、この栄養素はお茶の旨味成分であり、アミノ酸の一種です。

脳波がα波を発していると人はリラックス傾向になります。この『L-テアニン』は、臨床試験で、脳をα波の状態へと導くことが確認されています。不安傾向の軽い場合であればで50mgで効能が発揮されます。不安傾向の強い人であれば200mgの摂取を勧められています。
この臨床試験の結果では、熟睡感を高めたり、中途覚醒(途中で起きてしまう)を防いだり、疲労回復感を高まったなどとも報告されています。



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